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縫製とは、縫い合わせて衣服に仕上げる作業で、業務の中核を担う大切な部分です。
生地の厚みや性質に応じてミシンの種類や部品を変え、力加減を調整しながら1枚の洋服を作り上げます。
当社工場の縫製工は、ベテランに指導を受けながら簡単な工程からスタートし、
経験とともに難しいパーツを担当するという流れで、一定のクオリティを維持するチーム体制を整えています。
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CAD
アパレルCADを導入し、製図工程の効率化を図っています。さらにパターンや型紙の修正、マーキングなど、生産工程での時間短縮につながる工夫にもCADが活躍しています。
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電子鳩目穴かがりミシン
穴かがりミシンはいくつも種類がありますが、特に高品質の縫いが実現するミシンを導入。生地の厚みや穴のサイズ変更への対応が早く、品質も安定。生産性が大幅に向上しました。
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前カン・スナップ付けミシン
これまで手縫いで行っていた前カンホックやスナップ付け。本ミシンをオス用、メス用の2台導入することにより、時間は大幅に短縮し、仕上がりは格段に美しくなりました。
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ボタン付けミシン
ボタン付けに関しても、専用ミシンによって効率が上がりました。 “コ”にも“X”にも縫うことができ、2つ穴、4つ穴、根巻きなど様々なデザインに対応できます。
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フラットベッド型偏平縫いミシン
見た目が綺麗で肌にやさしい高品質の偏平縫いが可能なミシン。
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検針機
金属探知機の下をくぐらせて針の有無を検査するベルトコンベア式の検針機。ボタンやホックのようなアクセサリー類を誤検知反応しないよう感度が高いものを使用しています。
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仕様書の型紙をもとに、CADを使って裁断用の図面を制作。生地を重ねて固定したら裁断機で裁っていきますが、切り口がきれいでないとその後の縫製に影響が出るため、技術が問われます。また、型紙に実は、縫い合わせの位置をマークしたり縫代の幅を調整したりなど、効率よく美しく仕上げる独自の工夫を盛り込んでいるのです。
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縫製業の要となる生地を縫い合わせる工程。仕様書に正確に、美しく、そしてスピーディに仕上げるべく、生地やデザインごとに最適なミシンを使い分けています。さらに、ミシンにガイドをつけたり、型を手作りして縫製のサポートに用いるなど、独自の工夫も重ねています。穴かがりやボタン付けもここで行います。
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きちんと縫えているか、ズレはないか、柄は合っているか、ボタンは正しくついているか、ブランドネームやタグの向きは合っているかなど基本的な項目に加えて、仕様書にある特記事項がクリアできているかも厳しくチェック。人の目で1枚1枚ていねいに確認し、少しでも気になる箇所があれば縫製部門に差し戻して美しく仕上げています。
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クライアントの要望次第で行う仕上げプレス。しわを取ることが目的ですが、強くかけすぎると生地の風合いを損なうこともあるので、絶妙な力加減が必要とされます。生地の種類によって、電気スチームアイロンを使ったり、スチームと熱風乾燥で仕上げたりなど使い分け。検針の後にプレスすることもあります。
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仕上がった商品は、1枚1枚ベルトコンベア検針器を通して折れた針が残っていないかをチェック。最初に試験片を通して、検針機が正常に動作していることを確認するなど万全を期しています。検針機が作動したら、ハンディ検針器を使って針のある場所を特定。取り除いて再度検針機にかける徹底ぶりです。
当社では「丁寧かつ迅速に」をモットーに、誠実な仕事を実直に行っています。
工場の様子を隈なく紹介するこのサイトが、大切な製品をお任せいただくきっかけになれば幸いです。
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